院長だより

日本心臓リハビリテーション学会。

先日、神戸で開催された第30回日本心臓リハビリテーション学会学術集会に参加してきました。

2月に参加した近畿地方会の全国版学術集会で、多くの参加者がポートピアアイランドの会場に集まっていました。

会場が3月に開催された日本循環器学会学術集会とまったく同じ国際会議場と国際展示場だったので、個人的にはちょっと新鮮味に欠けてしまったのはここだけの話です。

お弁当つきのランチョンセミナーはどこも満席でしたが、キッチンカーが出店して行列ができているのは学会場ではなかなか珍しい光景でした。

6月に参加した超音波学会と同じように、この学会も医師だけでなく看護師、理学療法士を中心に多職種の参加している学会ですので、発表内容も多岐に渡っていて勉強できる分野はかなり幅広い領域になっています。

今回は発表もなく見て回るだけでしたが、心リハ学会では全国規模の集会に現地参加したのは初めてでしたので、学会の規模感や雰囲気を直に感じることができたのは新しい収穫でした。

地方会で感じたことと同じだったのですが、ここでもスモールサイズの診療所で心リハを実施している内容の発表はほとんどありませんでした。

身近なかかりつけ医のもとで心臓リハビリテーションができるという環境は、まだまだ広く普及している切り口ではないように感じています。

最新の知見や世の中のトレンドも意識しながら、当院の特徴をしっかりとご来院いただく患者さんに届けられるよう、診療の充実化を図っていきたいと思います。