院長だより

学会参加のご報告。

2024年2月11日、新大阪で開催された日本心臓リハビリテーション学会第9回近畿支部地方会に参加してきました。

心臓リハビリテーション学会は、循環器領域の学会のなかでは比較的規模の小さい学会ですが、事前参加登録で500名を超える参加者が見込まれていたということで、当日も多くの医療関係者が来場していました。

当院からも演題発表の機会をいただき、理学療法士の妹尾先生には当院でおこなっている心臓リハビリテーションの症例報告をしていただきました。

演題作成には、妹尾先生の理学療法士の師匠であり、前任地で私とも心臓リハビリテーションに取り組んでいただいた岩先生にご協力いただきました。

また私の口演では、当院で実施している心臓リハビリテーションの概要をご紹介し、ご参加いただいている患者様の全体像を、実施頻度の観点から解析した結果と合わせてご報告させていただきました。

ありがたいことに、この口演はセッション内での座長賞をいただきました。

現地開催のみでWeb配信されない学会でしたので、来場者も多く現地でたくさんの先生方と交流することができ、大変有意義な学会参加となりました。

発表されている演題を通じ、まだまだ診療所で心臓リハビリテーションに取り組んでいる医療機関は数少ないこともよくわかりました。

当院での取り組みをしっかりお伝えし、それが後続の医療機関にも重要な情報になっていくものと信じつつ、心臓リハビリテーションを受けていただく患者様に多くのメリットを還元していけるよう引き続き取り組んでいきたいと思います。