院長だより

新型コロナウイルス感染症の5類移行。

令和5年5月8日に新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類に移行しました。
当院も5月8日より外来対応医療機関として登録、運用を開始しております。

当院では迅速抗原検査を用いてSARS-CoV2(新型コロナウイルス)の判定をおこなっています。
同一検体でインフルエンザ抗原の判定も行うことができますので、両方の検査が1回で済みます。
一方PCR検査はおこなっておらず、PCR検査に比べると抗原検査は感度(陽性的中率)が劣りますので、その点はご了承ください。
今週(5月8日~5月13日)来院いただいた発熱患者さんは6名中5名が抗原陽性でしたので、この陽性率を鑑みると個人的にはスクリーニングには抗原検査で十分ではないかと思っています。
また5類に移行したといっても、コロナウイルスがなくなったわけではないことを肌で感じる1週間でした。

新型コロナワクチン接種も随時受付をおこなっています。
完全予約制で受けつけていますが、当院はウェブサイト予約に対応しておりませんので、接種券をお持ちで接種をご希望される方は、まず当院までお電話ください。

5類移行と同じタイミングで世界保健機関(WHO)が新型コロナ緊急事態宣言の終了を発表しましたが、新型コロナウイルスの問題がなくなったわけではないことを再認識する必要があるとも思います。
過度に怖がる必要もありませんが、標準感染予防策をしっかりとおこなうことが大切です。
新型コロナに限らず、普段から感染症に対する備えを心がけることが、私たちの健康を損なわないための何よりの対策になります。

新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応については、厚生労働省が公表しているサイトをご参照ください。