院長だより

全日本病院学会2023。

先月広島でこういった学会が開催されました。

私は前任地の尼崎中央病院で、大阪大学を中心とした多施設臨床研究に携わっていたのですが、その概要は心エコー所見をもとに対象となる患者様を選別し、治療の有効性を検証するといった介入研究でした。

当然ながらエコー検査室、薬剤部など多部署を巻き込む形になる大掛かりな臨床研究だったわけですが、今回の学会ではエコー検査室の技師さんが、この臨床研究に関わって得た知見や経験などを取りまとめてご報告くださいました。

臨床研究というと医師が主体となって進めていくものと捉えられがちですが、多くの患者様、スタッフの協力があって初めて成立するものです。

臨床研究に携わっていただいたコメディカルスタッフにこのようにご報告をいただき、研究を推し進めてきた立場の私としても大変嬉しく思いました。

尼崎中央病院のエコー技師さんには当院での超音波業務もお手伝いしてもらっており、これからもいろいろな形で連携させていただければと思っています。